
本日は護身術における間違った知識や技術について解説します。
本当に身を守りたい時には、使わないほうが良い技術です。
しっかりと覚えてくださいね。

間違った技術なんてあるんですね!?
ある意味すごく気になります。
解説お願いします!

意外と知らないNG技術です。
●意外!?ひっかきとビンタは逆効果
女性が行う攻撃のイメージとして代表格がビンタです。
ひっかきも女性が使うイメージがありますよね。
実はこれらの2つの攻撃は、護身術として考えると非常に不向きな攻撃です。
むしろ行うことで危険が増します。
一体どういうことでしょうか?
●ひっかきにもビンタにも、相手を倒す(止める)力は一切ない!
想像してみてください。
ビンタをされれば誰でも痛いですね。
ですがプロの格闘家は一切使いません。
それは、ビンタは表面的に痛みがあるだけで、相手を倒す、または止める力が一切ないことを知っているからです。
相手がひ弱な暴漢で、少しの痛みで逃げてくれれば良いですが、実際はそうはいきません。
痛みだけでダメージのない攻撃をすれば、相手を怒らせて、逆に危険な状況を招くことになります。
ですから、女性が護身術を使う際は、中途半端な攻撃は一番良くないのです。

ビンタはダメなんですね!?
知らずについついやってしまいそうです。
でも確かに、ビンタして暴漢を倒せる気がしません!

●逃げるが勝ちと言う幻想
逃げられるなら逃げた方が良いという人がいます。
私もおおむね賛成です。
ですが、接近された後に逃げると言っても、逃げ切れない事が大半です。
逃げられないなと思ったら、覚悟を決めて立ち向かう必要がある場合もあるのです。
この点はしっかりと押さえておかなければいけませんね。
あなたがヒールの靴を履いている場合、また日頃の運動不足がたたり、速く走れない場合に果たしてうまく逃げられるでしょうか。
「逃げる」という行為も、実は結構難しいものです。
自分から好戦的になる必要がない。という点は大いに賛同できます。
ですが逃げるのが一番だから、身を守る術を学ぶ必要がない。は間違いだと断言できます。
当スクールでも、危険に近づかない、近づかせないをモットーにしていますが、それでもしっかりと訓練する事で、しなやかで美しい心身の獲得を目指していきます。

いざとなったら毅然と立ち向かう心の強さも大事なんですね。
私は足が遅いので余計に大事かもです。
震えて何もできなくならないように、しっかりとイメージトレーニングしておきます!

何もないのが一番ですが、何かあった備えはとても大事な事です。
一番簡単にできるのが、まず心構えです。
日本は世界一安全な国ですか?
確かにそうかもしれません。
でも犯罪がゼロなわけではないんですよ。
件数が少ないだけで。
自分は大丈夫とか、日本なら大丈夫と思ってはいけません。
犯罪に巻き込まれやすいのは、とうぜん女性のなのです。
近年女性の社会進出が進んでいますが、そのため若い方の深夜一人歩きなども増えています。
都会だからと安心はできません。
いつ何が起こるか分かりません。実際に毎日のように様々な犯罪の報道がされています。
自分は大丈夫などという根拠のない自信や油断は間違いです。
何かある前の備え。
個の心構えもとても大事な事ですね。

解説ありがとうございました!
私も常日頃から気を抜かないように、しっかりと生活したいと思います。
コメントをお書きください